自転車のリアギア調整について

リアギアの調整をしようと思って、調整方法だけを調べていじくった挙句、10段ギアが6段しか動かない事態となってしまった。

もしかしてディレイラーかシフター壊れたかも😰とか最悪の事態を考えたけど、いやいや待て待て、そもそも私、ディレイラーとシフターの作動原理知らんぞ、ということで調べてみることにした。

インターネットで検索すると調整方法は書いてあっても原理を書いてあるサイトは少ない。と言うことで原理をキーワードに検索してみると、下記のとってもわかりやすいブログが見つかった。

ff-cycle.blog.jp

 

ブログを読んで、物をよく調べた結果、理解できたのは以下の通りだ。

 

 

HボルトとLボルトはそれぞれディレイラーの一番外、一番内の絶対位置を決めるものだ。構造的にはボルトとディレイラー内部の出っぱりが当たるところで止まるようになっており、物理的にこれ以上は動かない位置となる。

また、ディレイラー内部にはバネがあり、シフトワイヤーで引っ張られていない状態では強制的に一番外に動くようになっている。そしてシフトワイヤーで引っ張ることにより内側に動く構造だ。

シフトワイヤーはシフトレバーで一段ごとのワイヤー巻き取り量が決まっているので、ワイヤーテンションを変えてもディレイラーの移動量は変わらないが、きつくすれば全体的に内側に移動する。

これを踏まえて調整を行う。

  1. 一番外位置はシフトワイヤーをゆるめて合わせる。トップギアとプーリー位置を合わせるのが基本となる。実際の位置はワイヤーテンションによって決まるが、絶対位置以上には動けないので、若干外側ぐらいで調整しておけば絶対位置に当たることなく、ワイヤーテンションで止められるようになる。
  2. トップギアから1、2段目でアジャスターによりワイヤーテンションの調整をする。1→2への動きが悪いようならテンションをきつくする必要がある。ここの調整は大体でいいように思う。
  3. ローギアまでギアチェンしてLボルトで一番内位置を調整するわけだが、Hボルトとは動作が逆になるので注意が必要だ。ここら辺はディレイラー内部を見ると構造がわかると思う。Lボルトの調整も基本的にはHボルトと同じでローギアとプーリー位置を合わせるのだが、Lボルトはテンションの張り具合によって位置が変わるので、2.で大体のワイヤーテンションを合わせておいてからやった方がいいように思う。
  4. ギアを切り替えていって動きをみる。ロー側への動きが悪い場合にはテンションをきつく、トップ側への動きが悪い場合には緩くする。

以上で終わりだが、私の場合にはローギアにするとディレイラーがスポークに当たってしまうので、Lボルトで若干トップ側に調整した。見た目ではわからないが、もしかしたらディレイライラーハンガーが少し曲がっているのかもしれない。

今回は私がわからないままあちこちいじってわけわからない状態にしてしまったため、一からの手順が必要になったが、ワイヤー伸びとかワイヤー交換でギア調整が必要になった場合には、基本的に4だけ(アジャスターの調整)やれば問題ないと思う。ただあんまり緩かったりするとギアが途中までしか動かないということが起こりうるので、そんな時でも焦らずワイヤーテンションを調整すれば、なんとかなるはずだ。

とはいえ原理を理解しておけば4だけで上手くいかない時でも対応しやすいと思う。